ブレゲのマリーンクラシックに搭載されているCal.511DR11と同等のパワーリザーブを備えているというのだからこれは実力派ムーブメントとして認めざるを得ないでしょう。
ムーブメントの画像を見ていると、上半分を香箱(ゼンマイをおさめているパーツ)に占領されているのが見てとれます。
スケルトンの腕時計なので各所に肉抜き部分があり一見華やかなムーブメントに見えますが天賦を支えるブリッジ周りは恐ろしいほどの簡素な造りになっております。
他のメーカーに見られる大きめの緩急針などは見られず、ゼンマイのアオリを調整する小さなネジが一本装備されているだけの簡易的な構造です。
天賦まわりの調整機構が少ないという事は、ムーブメントを組み上げた時点である程度の「精度を出せる」という事が前提条件となりますので、このHUB1300ムーブメントは「パーツを組み上げた時点である程度精度が出せる」様に設計されているのだと推測できます。
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