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大いなる進化を続けているタグ・ホイヤー。今年、発表され大きな話題となったのは

この時計は、明らかに時計業界に対する挑戦状だ。今年発表された「タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー 02T」は、クロノグラフにトゥールビヨンを組み合わせたコンプリケーション。デリケートなトゥールビヨンを搭載した新しい自社ムーブメント「キャリバー ホイヤー02T」。それを12の異なるパーツを使った独特のケースに収め、グレード5のチタンとカーボンで軽量に仕上げて実用性を確保。そのデザインもタグ・ホイヤーらしく、実に精悍だ。


しかしもっとも驚くべきは、1,675,000円という価格だろう。長らく、時計業界には、トゥールビヨン搭載=1,000万円オーバーという“常識”があった。通常のムーブメントよりも精度が高いといわれるトゥールビヨン機構の製作には、時計技術の最高峰の技術が必要とされる。その技術を持った職人が限られ、高価な素材を用い、高度な仕上げを施すため、どうしても価格に跳ね返ってしまうのだ。もちろん、この「タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー 02T」のトゥールビヨンも1本ずつ、手作業で組み立てられている。


それでもタグ・ホイヤーは、常識を覆す価格でこのスイスメイドのトゥールビヨンを発表した。そこには、間違いなくメッセージが込められている。新生タグ・ホイヤーを率いるジャン-クロード・ビバーCEOは、こう語っている。


「タグ・ホイヤーでは手の届く価格を維持しながら、伝統に最新技術を融合させ、力強さを伝える魅力的な時計を生産しています。価格の数倍の『価値』がある時計を提供することがタグ・ホイヤーの使命です。そしてそのような時計を日常で愛用していただくことこそが“真の贅沢”だと私たちは、考えているのです」



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