20世紀の傑作腕時計の多くを生みだしたウォッチデザインの巨匠、ジェラルド・ジェンタ。彼とそのチームの時計界への貢献は外観だけにとどまらない。レトログラード表示機構やグラン・ソヌリなど複雑機構を備えた腕時計の開発を1980年代からいち早く進め、今日の複雑腕時計時代への扉を開いた。そして、デザインでもメカニズムでも未来を追求する精神と、スイス時計界のトップレベルにあった複雑時計工房をそのまま引き継いだのが、ほかならぬブルガリである。このオクト・バイレトロは最新素材であるセラミック8角形のケースにジャンピングアワー表示＋210度レトログラードミニッツ表示＋180度レトログラード日付表示という、ジェラルド・ジェンタのDNAを発展・継承させた最新モデル。ありきたりのデザインやメカニズムの腕時計では満足できない、つねに前衛でいたい人の腕に最適の1本である。