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和の芸術と融合したカンパノラ15周年記念モデル

「ステータスを遊ぶ」そして「時を愉しむ、日常を愉しむ、個性を愉しむ」をテーマに掲げ、「カンパノラ」がデビューしたのは2000年のことだ。以来、シチズンの先端的な技術に、「宙空の美」と呼ばれる重層的で建築的な構造を持ち、芸術性も高い匠の技による装飾を施した文字盤を融合させ、時を知るための道具に留まらない独創的な時計を常にラインナップしてきた。


2015年は、そんな「カンパノラ」の15周年を祝う年であり、11月18日に記念コレクションが登場する。

コレクションは、3タイプの時計を用意している。螺鈿(らでん)の輝きにより、星々の様子を写し取った「琉雅」(りゅうが)。奥行きのある朱色のグラデーションが美しい「紅明」(べにあけ)。金粉を蒔き、独自の洗い出しの手法を繰り返してできあがる「聚楽」(じゅらく)。それぞれ種類の異なる漆の加飾技法を用いて、独特の美しさを創り上げている。


そんな装飾を担当しているのは、2002年以来、「カンパノラ」に芸術的な文字盤を提供してきた、会津漆の伝統工芸士、儀同哲夫氏である。氏の作り上げる文字盤の製作過程は精緻を極め、例えば「琉雅」の文字盤は、1回につき30ミクロンという極薄の下塗りと乾燥を5回も繰り返し、1カ月がかりでようやく下地が出来上がる。そこへ貝片を1枚1枚選別しながら貼り付け、さらに漆を重ね塗りして、滑らかに研ぎ出すという、気の遠くなるような作業の末に完成する。1枚を作り上げるには3カ月以上の時間を要するという貴重な工芸品である。



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