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ヴィンテージロレックスが持つ3つの良さとは?

「骨董品」という意味のフランス語から来ています。その語源はラテン語の「Antiquus=古い」のようです。骨董品には2通りの意味があるようですが、通常は「希少価値のある古美術や古道具」を指します。つまり、“希少性があること”と“古いこと”が定義となります。しかし、どこまで古い必要があるのかが問題なのです。税法の世界では製造から100年以上経過しているという基準が存在しますが、税法以外に目を向けると基準が存在しないのです。

 

元々はワインの製造工程の用語ですが、そこからぶどうの収穫年を表す用語になります。さらに発展をして、ヴィンテージワインと呼ばれるように“当たり年のワイン”を指すようになります。その後、このワイン業界の用語が他業界に水平展開されていきます。ヴィンテージカー、ヴィンテージジーンズ、ヴィンテージカメラなどです。このように他業界で使われる際は、“希少性があり、時間の経過とともに価値の高まった製品”を指します。“時間の経過とともに”という表現があるように、こちらもアンティークのようにある程度古い必要があります。一般的には、ヴィンテージの方がアンティークより新しい年代のものと認識されています。

 

 このように、アンティークとヴィンテージという2つの言葉には“希少性・価値がある”と“古い”という点が共通しています。そして、“アンティークよりヴィンテージの方が新しい”という認識があります。おそらく、「アンティーク→ヴィンテージ→最近のもの」の境目は主観的なものであり、人によって違うと思います。ロレックスで例えると、私はバブルバックをアンティークと認識し、既出のエクスプローラーⅡの1655はヴィンテージと認識しています。しかし、人によっては、そのどちらもアンティークと認識している方もいらっしゃるはずです。

 

ただし、私は“アンティーク”と“ヴィンテージ”に違いを感じます。それは“ヴィンテージ”がワイン用語から来ているが故に、“ヴィンテージ”という言葉を使う場合は“熟成された良さがある”という意味が加わると感じます。そのため、今回、私は“アンティークロレックス”ではなく“ヴィンテージロレックス”という言葉を使用しています。



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