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カール F. ブヘラ|レーシングドライバー、フレディ・バースの雄姿

フレディ・バースがカートレースへの参加をはじめたのは16歳のとき。「とにかくもういい大人なのだからあきらめたほうがいい」と周囲からは囁かれるほど、そのスタートは遅いものであった。しかしバースは最初のカートレースのために3年間貯金をし、時間の許すかぎりレースで勝つための努力をつづけてきた。“スピード”と、ドライビングに不可欠とされる“冷静さ”――そのアンビバレンスを追求する姿が、着実な製作をつづけてきた自社のスタイルに重ねられるとカール F. ブヘラは語る。バースは18歳のときリンパ節癌におかされるが、モータースポーツへの強い思いが彼を支えつづけた。カートレースをはじめてから14年後、30歳のときにバースは、ツーリングカーレースにおける世界クラスのドライバーたちと記録を争うほどの実力をもつようになる。2000年にはウィンフィールドワールドチャレンジで勝利を果たし、そして今年2010年には世界ツーリングカーレース選手権に初参加。現在すべてのラウンドでWCポイントを伸ばし、マラケシュラウンドでは第4位を獲得するという、新人としては過去最高となる成績をおさめている。またバースはスポーツ面ばかりではなく、チャリティ活動にも勤しんでおり、「こどもと癌――スイスリサーチ基金」への協力を果たしている。



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