2011年、“人生の大切な時に寄り添う時計”というブランドコンセプトで、大胆なリニューアルを敢行した老舗時計ブランド、「ボーム&メルシエ」。SIHH(ジュネーブサロン)の出展ブランドの中でも、もっとも身近で好感の持てるブランドイメージは、今年の魅力的な新作でさらに進化した。
大好評となったラウンドケースのクロノグラフ「ケープランド」に続く新作は、薄型ラウンドケースのシンプルウォッチコレクション「クリフトン」。基本スタイルはケープランド同様に、スイス製の腕時計が品質でもデザインでも世界を席巻した、1950年代のミュージアムピースからインスピレーションを受けてデザインされたもの。サンレイサテン仕上げ文字盤が醸し出す、上品でクラシックな雰囲気は、“クラフトマンシップから生まれる伝統的なスイスウォッチ”のイメージそのものである。
コレクションのアイコンモデルとしてまず注目したいのが、レッドゴールドのケースに拘りの手巻き薄型ムーブメントを搭載した「クリフトン 1830」。洗練されたヴィンテージ感が光る。
これ以外にもスモールセコンドの自動巻きモデル「クリフトン オートマティック」、フルカレンダー機能を搭載した「クリフトン コンプリケートカレンダー」など多彩なモデルバリエーションが揃う。どのモデルにも共通しているのは、圧倒的なコストパフォーマンス。ステンレススティールケース、レザーストラップの自動巻きモデルでも25万円、レッドゴールドケース&レザーストラップのモデルでも50万円台という価格は驚異的。貴男がシンプルウォッチの購入を考えているなら、これは必見のコレクションだ。 |