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シチズン、スイス高級時計「フレデリック・コンスタント」買収

【5月31日 MODE PRESS】シチズン時計(CITIZEN)は26日、スイスの高級時計メーカー「フレデリック・コンスタントホールディングス(Frederique Constant Holding)」を買収すると発表した。既存の中価格帯のみならず、高価格帯の時計を提供し、ブランドポートフォリオを強化する狙いだ。


「フレデリック・コンスタント(Frederique Constant)」は、1988年設立。ジュネーブを拠点に、デザインから、自社キャリバーの開発、組立まで自社で一貫生産を行う。今回の買収によって、中心ブランド「フレデリック・コンスタント」にくわえ、同ホールディングスが保有する「アルピナ(Alpina)」「ドゥモナコ(DeMonaco)」もシチズン時計に加わる。


 シチズン時計の戸倉敏夫(Toshio Tokura)代表取締役社長は、「日本、米国の二大市場でこれまで競合他社が先行していた高価格帯において、私たちのプレゼンスを高めることができ、さらに将来的には技術およびインフラを共有し、高い相乗効果が得られるものと期待している」とコメント。


「フレデリック・コンスタントホールディングス」創業者アレッタ&ピーター・スタース(Aletta Stas, Peter Stas)も「今回の合意により、スイスと日本の時計メーカーが融合し、21世紀、さらにその先に向けたアクセシブル・ラグジュアリーな時計の開発および販売するチャンスを得たと捉えている」と語った。



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